当たり前じゃないこと…
だいぶ更新が滞ってしまいました💦
この間、片手で数えられない本番をこなし、
年内の自分の本番は全て終了となりました🎷
今年最後の本番となったのは、10年以上、ほぼ毎年出場している
アンサンブルコンテスト神奈川県大会🎶
当初4人でカルテットとして出てましたが、
メンバー1人が結婚を機に辞めてしまったため
今は3人でトリオとして出場してます。
サクソフォン三重奏の曲はなかなか少なく、
私たちは弦楽三重奏曲をアレンジして臨む道を選んでます。
今年の選曲は、ピアノ曲では多少の知名度がある、エルンスト・ドホナーニの『弦楽三重奏曲 作品10 ハ長調』🎼
毎年のお役目ですが、私がアレンジ(移調作業が主ですが…)をしました!😊
そして迎えた本番当日…
本番のステージに立ち、私たちの演奏を披露することは叶いませんでした…
実は私たちメンバー、私以外のお二人はご夫婦で、そのお子さんが前日から体調不良になってしまったのです。
当日朝の決断…仕方ないことだし、しばらく実感が湧きませんでした。
楽器を持たず会場に足を運び、
ご迷惑をおかけした大会運営役員へ謝罪。
皆さん、温かいお言葉をかけてくださり、
中には涙ぐむ方も…
それでも私は必死で『大丈夫です』と言い張ってました😣
しかし、本来ステージに立ってるはずの時間に客席にいて、
『川崎ウィンズ サクソフォン三重奏は都合により出場辞退しました』
というアナウンスを聞いた瞬間、
これが現実なんだと初めて自覚し涙が溢れてきました。
演奏できる時間は、たったの5分!
その5分に、どれだけ自分が情熱を注いできたか、どれだけ身を削って挑んでいたのか…
自分でも、こんなに悔しいものなのかと改めて気付かされました。
きっと他の2人は、この悔しさと、私に対する罪悪感で、
もっと辛い思いをしてるのだろうと思います。
当然、誰が悪いわけではないのですが、
練習を重ね、本番の舞台に立てることが当たり前のことではない
それを実感しました。
なによりも、サクソフォン版に書換えて
大切に育て上げてきたドホナーニの素晴らしい曲を、皆さんに披露できなかったのが無念でした…
今はまだ喪失感が大きいですが、普通ではあまり経験できないこの気持ちを忘れずに
これからも一つ一つの本番を大切に、演奏を続けていきたいと思います😌